始まれば終わる

ステージの上は孤独の崖に立ったよう

言い過ぎでも何でもなくて

飛び降りたら死ぬかも。。。と

開演前の空っぽの客席を見ては身が震える。

あれもやれば良かった、これは大丈夫か、と

急に気になり出し楽譜を何度も見直し

衣装を着ける頃にはもう作業をするかのような心持ちで

1の次は2…2の次は3 と開演の準備を始める。

孤独の中、頼りになるのは自分だけ。わたしだけ。


ひとり。


がんばれ、と言い聞かせるしかない。

ようやく歌い終わって頭を下げた時

聞こえてくる拍手の音でやっとやっと孤独から解放されていく

少しずつひとりから解放されていく。


始まれば


終わる。


終わったという事に安堵して。

応援して下さった皆様に、聞いて下さった皆様に、
友人に、家族に、

心からの感謝を。




反省はひとりになってから。

また孤独の中へともどってから。

大好きな音楽が流れている毎日に感謝します。




あなたに届きますように